昨今では、貧困についてメディアが取り上げているのをよく目にします。それを見ると、女性が過度な期待を込めたコメントが目立っていたという印象が残りました。婚活中の女性を取り上げる番組内で幾つか私が耳にした女性のコメントの中に、結婚相手に選ぶ男性の条件を提示したものがあったので紹介します。
「専業主婦を希望するので、年収は少なくても600万からがいい」
「私よりも所得の多い人じゃなきゃ結婚したくない(年収500万の女性)」
「好きな時に旅行に出かけたいので、1000万以上で時間に余裕のある方ならいいですよ」
………とこのようにおっしゃっています。一部コメントは変えてありますが、ニュアンスは全く同じになるよう紹介しました。
率直に私が思ったことは、この人たちは現実が分かっていないということです。彼女らがコメントした男性はいます。しかし、その絶対数があまりにも少ないのが現状です。今の時代年収600万といったら高給取りだと言われるでしょう。実際に20・30代で500~600万稼げる人は全体でも13.3%しかおらず、それ以下の年収の人が大体70%程のようです。(男女混合のデータを扱って示しています)つまり、収入だけで見たとき、彼女らが求める男性は3人に一人くらいでしか現れないということです。ですが、年収の多い方は往々にして残業や休日返上をして仕事に打ち込んでいるはずです。なので、婚活会場に現れる可能性はさらに少ないでしょうね。